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2011年1月26日水曜日

大人のための勉強法

先日、古本屋に立ち寄った際にちょっと気になったので買って読んでみました。

最近は就農に関わる本のほか、教育に関する本もなぜか読んでいます(笑)


この、「大人のための勉強法~パワーアップ編~」は、続編らしいのですが、気にせず読んでみました。

筆者は和田秀樹という東大医学部卒の精神科医で開業した方です。

学生を卒業すると、なかなか勉強する機会がない中、ユーキャンなどで資格を取ろうとする人が現在多く見られます。

しかし、なかなか継続して行うことは難しく、どのようにしたらやる気を継続させることができるのかについて述べていました。

この中で、教育制度について触れていました。

現在、日本では昔のつめこみ型の教育から、ゆとり教育総合的な学習の時間を重視するようになってきています。

国・数・英・理・社別々に勉強するのではなくて、たとえば、稲が育つのは日光と水と温度が関係していて、今のような農法が成立したのはこのような歴史があって、施肥量と成長量は比例していてなど、一つの事象に対して総合的に勉強するということです。

しかし、最近の学力低下からこの教育が果たしてよいのかと言われています。

欧米や欧州もかつてこのような教育制度だったらしいです。

しかし、深刻な学力低下に陥り、現在では、試験や家庭での学習を重視するような制度になっています。

また、成績の良い学生には特別な報酬を用意するなど競争性を大切にしています。

つまり、勉強に対する内発的な動機は必要だが、外発的な動機も必要であるということです。

「好きなことを勉強しなさい」ではなく、「なんでもいいから勉強したらプレゼントをあげるよ」

といったことが必要であると筆者は述べています。

私もこの考えには同意します。

この大学生活の中で、とても自由にやらせてもらっていますが、学生団体での活動等、次のミーティングまでにこれを用意してこなければならないというのは非常に強い動機付けになります。

これはレポート提出とは違い、もし自分が仕事をしてこなかったらメンバーに迷惑をかけてしまうので断然やる気が違うのです。

今まで意識してきませんでしたが、勉強会やイベント実施などグループで活動を行うことによってかなり勉強できたのではないかなと思っています。

授業は一方的なものであるので、頭に入りにくいものがあります。

それよりも、自分の興味があることを同じような心意気を持つメンバーと集まり、活動することを通して勉強することは授業の何倍にもなって自分の体に染みつきます。

このような経験をさせてくれる東京農業大学は本当に良い大学だなと思います。

入学当初はテキトーな授業ばっかでがっかりした時もありましたが、反面、自主性を重んじているということなので、ほかの大学とは違い、かなり自分の思う通りに動けています。

個人的にあまり縛られるのが嫌いな性格なので、このような校風はとても気に入っています。



というようなことをこの本を読んでふと思い知らされました。(笑)

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